USP-NFに準拠したグアーガムの分析 (SP0810)

グアーガムは血糖上昇抑制やコレステロール低下の作用を持つことが知られています。米国薬局方-国民医薬品集(USP 39-NF 34*)ではグアーガム中のガラクトマンナンの含有量およびマンノースとガラクトースの存在比を求める手法が定められています。これらの測定ではL22の充てん剤を使用し、以下のシステム適合性が要求されています。SUGAR SP0810を用いて分析を行ったところ、システム適合性のすべての条件を満たすことが確認できました。

*データ採取時の版を記載

システム適合性 スクロールできます
分離度 (System suitability solution) between Dextrose (= Glucose) and Xylose: 0.9以上
between Xylose and Galactose: 1.0以上
between Galactose and Mannose: 1.5以上
テーリング係数 (Standard solution) Galactose and Mannose peaks: 0.8 - 1.8
面積の相対標準偏差 (%RSD) (Standard solution) Galactose and Mannose peaks: 2.0 %以下 (6回測定)

Sample Solution AはでグアーガムをTFA水溶液に溶解し、ガラクトマンナンを酸加水分解してマンノースとガラクトースを生成させた試料溶液で、マンノースとガラクトースの定量値からガラクトマンナンの含有量やマンノースとガラクトースの存在比を算出します。
Sample Solution Bはグアーガムを溶離液で溶解した試料溶液で、グアーガム中にマンノースとガラクトースが含まれていないことを確認します。

Sample: 10 μL

  1. System suitability solution:Glucose, Xylose, Galactose, Mannose 5 mg/mL each (in H2O)
  2. Standard solution:Galactose, Mannose 10 mg/mL each (in H2O)
  3. Sample Solution A:Guar gum 25 mg/mL (prepared according to USP method)
  4. Sample Solution B:Guar gum 5 mg/mL (in eluent)
Column
Shodex SUGAR SP0810 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent
H2O
Flow rate
0.75 mL/min
Detector
:RI
Column temp.
80 ℃

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