Shodex HPLC Columns

50years Shodex

おかげさまでShodexは50周年

50周年記念ロゴに込めた想い

Shodexは、今年50周年を迎えました。
50年の歴史を基盤にこれからも分析分野で輝いていくという決意を込めて
Shodexを象徴する魚のシルエットを金色の50の数字に埋め込みました。

50周年を迎えるにあたり

1965年に自社製品の分子量測定のため当社の高分子合成技術をベースに分離技術の検討が始まり、1974年に自社ブランド「Shodex」での販売を開始しました。そして今年、Shodexは50周年を迎えることができました。これもひとえにお客様、販売店様をはじめ関係者のみなさまからの長年にわたるご支援とご愛顧の賜物であると、心より深く感謝申し上げます。
これからもお客様の分析のお役に立てるよう製品の開発、品質の向上に邁進してまいります。今後ともご支援とご厚情を賜りますよう、お願いを申し上げます。

Shodexについて

Shodexはレゾナックグループが企画・製造・販売するHPLC用カラムのグローバルブランドです。
Shodexは日本をはじめ、アメリカ、ドイツ、中国、韓国、シンガポールに販売拠点を設け、世界中で広く活動しております。Shodexはお客様の様々な分析ニーズに応えるため、日々様々なカラムの開発に取り組んでおります。

Shodexの歴史

  • 1965年 昭和電工(株)の石油化学事業の展開に伴い、プラスチックの分析手法としてGPCカラムの技術開発を開始
  • 1974年 「Shodex」を商標出願し、本格的に事業スタート
  • 1990年 「魚」のシンボルマーク登場
  • 1993年 旭化成工業(株)(現 旭化成(株))よりAsahipak事業を譲渡
  • 2011年 Shodex機器を昭光サイエンティフィック(株)
    (現 昭光サイエンス(株))に事業譲渡
  • 2020年 昭和電工(株)が日立化成(株)を完全子会社化
  • 2023年 昭和電工(株)と昭和電工マテリアルズ(株)(旧日立化成)が事業を統合し、(株)レゾナックに社名変更
  • 2024年 Shodex事業50周年

カラム・標準試料発売開始歴史年表

1970

1974

有機溶媒系SEC(GPC)用カラム

順相クロマトグラフィー用カラム

逆相クロマトグラフィー用カラム

1977

水系SEC(GFC)用カラム

イオン排除クロマトグラフィー用カラム

1980

1980

陽イオン交換クロマトグラフィー用カラム

陰イオン交換クロマトグラフィー用カラム

1981

GPC用ポリスチレン標準試料

1982

GFC用プルラン標準試料

1983

ノンサプレッサー法用陰イオン分析カラム

ノンサプレッサー法用陽イオン分析用カラム

1984

配位子交換クロマトグラフィー用カラム

1987

アフィニティークロマトグラフィー用カラム

1989

GPC用ポリメチルメタクリレート標準試料

1990

1991

光学分割用カラム

1993

Asahipakシリーズ掲載

1997

GPCクリーンアップ用カラム

1999

サプレッサー法用陰イオン分析カラム

2000

2002

カラムスイッチング用前処理カラム

2016

HILIC用カラム

2023

Gelpackシリーズ掲載

2024

Shodexこぼれ話

カラム開発は自社製品分析のため

1960年代、昭和電工(現 レゾナック)ではポリマー開発が盛んに行われ、生産するプラスチックの分析手法の確立が急務な中、当時のGPC用カラムは非常に高価で簡単には購入できませんでした。それなら「高分子の合成技術を持っている自分たちで分析カラムを開発しよう!」ということになり、1965年からカラムの技術開発がスタートしました。開発当初は失敗の連続でしたが、1973年頃になってようやく地道な研究が実を結び、自社製のGPC用カラムが完成しました。自社製品の分析目的からスタートしたShodex事業ですが、その後、様々な分離モードに対応した多種多数のカラムを開発し、製造・販売しています。

蕎麦屋の出前?

Shodex事業が始まった頃は、注文数も多くなく、研究所の片隅で細々と手作業でカラムを生産していました。今では想像もつきませんが、お客様から催促の電話が入ると『今、作ってます』とまるで蕎麦屋の出前のような返事をすることも時折りあったようです。当時はそんなのんびりした時代でした。小さな事業から始まったShodexですが、その後は新製品を次々に開発し、ラインアップを拡充していきました。今では日本を始め、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど様々な国で多くのお客様にShodex製品が使われています。

魚の由来

Shodexと言えば金属の魚が浮かぶほど、今ではすっかりお馴染みのシンボルマークですが、最初の登場は1990年に発行したカタログの表紙です。この魚の由来ですが、高速液体クロマトグラフィー (HPLC)は液体を用いる分析技術であることから水中に住む魚に結びつけ、そのメカニカルなフォルムは高度な技術に支えられたShodex製品が常に時代の先端をスイスイと泳ぐ姿を象徴しています。

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