シアノバクテリアが生産するグリコーゲンは貴重なバイオマス原料として関心が高まっています。ここでは水系SEC用カラムOHpak SB-806M HQを用いてシアノバクテリアの一種であるArthrospira platensis NIES-39が生産するグリコーゲン抽出物を分析した例をご紹介します。グリコーゲン抽出物をイソアミラーゼやグルコアミラーゼ処理し、枝分かれ構造の平均分子量を調べることで糖鎖の結合タイプを含むグリコーゲンの構造情報が得られます。


Sample : 10 μL
(Black line) Native glycogen obtained from 10 mg dry weight
(Red line) Glycogen hydrolyzed with isoamylase
(Blue line) Glycogen hydrolyzed with glucoamylase

Columns      : Shodex OHpak SB-G 6B (6.0 mm I.D. x 50 mm) + SB-806M HQ (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : H2O
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : RI
Column temp. : 40 ℃

神戸大学大学院 工学研究科 応用化学専攻　近藤 昭彦先生，蓮沼 誠久先生
大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 　和泉 自泰先生　ご提供