ヒアルロン酸のSEC/MALS (濃度依存性) (SB-806M HQ)

一般に、水溶性高分子には粘度の高いものが多く、サイズ排除モード (SEC)による分析では濃度依存性の影響が現れることがしばしばあります。ここでは、ポリマー系水系SEC(GFC)用カラム OHpak SB‑806M HQ を用い、SEC と多角度光散乱検出器 (MALS)を組み合わせたSEC/MALSにより異なる試料濃度のヒアルロン酸溶液を分析し、分離挙動を比較しました。上図は、MALS により測定した分子サイズ(RMS 半径)と溶出容量の関係をプロットしたもので、クロマトグラムはRI検出器の信号を示しています。これを見ると、0.10 % 試料溶液は 0.05 % 試料溶液と比べて溶出が遅れることが確認できます。一方、下図は、分子量とRMS半径の関係をプロットしたものですが、こちらでは濃度による差異は認められません。この結果から、濃度の異なる試料溶液で観察される溶出容量のずれは、試料の粘度差に起因するものであり、試料自体の構造変化によるものではないと考えられます。このように、SEC/MALSを用いることで、試料の分離挙動や濃度依存性の影響を詳細に推察することが可能となります。

Sample: 50 µL
Hyaluronic acid

  1. Blue0.10 %
  2. Red0.05 %

測定結果0.10 %; Mw=1015K, RMS radius=147.3 nm
0.05 %; Mw=1115K, RMS redius=149.8 nm

Column
Shodex OHpak SB-806M HQ (8.0 mm I.D. x 300 mm) x 2
Eluent
100 mM NaNO3 aq.
Flow rate
1.0 mL/min
Detector
MALS (Multi angle light scattering), RI

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