チモシンα1の分析 (KW-802.5)

チモシンα1は胸腺から単離された生物学的に活性なポリペプチドです。免疫調節、抗ウイルス、血管新生、創傷治癒作用があることが知られており、腫瘍関連マクロファージを活性化することも報告されています。中国ではコロナウイルス感染者の重症化を防ぐために、免疫力の向上を目的としてチモシンα1の皮下注射が推奨されています。水系SEC(GFC)カラムPROTEIN KW-802.5を用いて、リボヌクレアーゼ、ヒトインスリン、チモシンα1とソマトスタチンの混合サンプルの分析を行ったところ、各成分は分子量の大きい順に溶出し、良好な分離が得られています。


Sample : 1 mg/mL each, 5 μL
1. Ribonuclease A (MW: 13,700)
2. Human insulin (MW: 5,808)
3. Thymosin α1 (MW: 3,108)
4. Somatostatin (MW: 1,521)


Column       : Shodex PROTEIN KW-802.5 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : 0.1 %(w/v) L-Arginine aq./CH3CN=550/450, pH 3.0 adjusted with TFA
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : UV (220 nm) 
Column temp. : 25 ℃

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