B型肝炎ウイルス様粒子(HBsAg VLP)の粒子サイズ分布測定 (KW405-4F)

ウイルス様粒子(VLP)はウイルスの外殻のみで遺伝情報を持たない安全な中空粒子でワクチン製剤、DDS開発など病理学・免疫学的研究に広く利用されています。VLPは微生物発現系等により製造されます。VLPの1つであるB型肝炎ウイルス様粒子(HBsAg VLP)の粗精製品には球状の完全体以外に不完全体や凝集体、また発現微生物等由来の不純物なども混在します。ここではHBsAg VLPの粗精製品をシリカ系水系SEC(GFC)用カラムShodex KW405-4Fを用いて分離させ、光散乱検出器により溶出物の回転半径を求めたところ、粒子サイズの分布を反映する測定結果が得られました。


Sample : 5 μL
HBsAg VLP
(Partially purified product)


Column       : Shodex KW405-4F (4.6 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : PBS (-) (pH7.4) 
Flow rate    : 0.35 mL/min
Detector     : UV(280 nm) (small cell volume) 
               MALS (µDAWN produced by Wyatt Technology Corp.)
Column temp. : 25 ℃

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