ノロウイルスVLPのSEC/MALS (SB-805 HQ)

ウイルス様粒子(VLP)はウイルスの外殻のみで遺伝情報を持たない安全な中空粒子でワクチン製剤、DDS開発など病理学・免疫学的研究に広く利用されています。VLPは微生物発現系等により製造されます。ここでは、VLPの1つであるノロウイルス様粒子(NVLP)の粗抽出液をアニオン交換カラムで精製した後、ポリマー系水系SEC(GFC)用カラムOHpak SB-805 HQを用い、SEC-MALSで解析したところ、UVのみでは不純物との判別が難しいノロウイルスVLPの分離ピークを判定することができました。また、溶出物の回転半径を求めたところ、粒子サイズの分布を反映する測定結果が得られました。
SB-805 HQは高親水性設計による低吸着性とナノ粒子領域に好適な細孔径を有しており、VLPのプロファイリングに好適です。

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Sample : 50 μL
NVLP purification Fraction
by an anion exchange chromatography
 

 
Column       : Shodex OHpak SB-805 HQ (8.0 mm I.D. x 300 mm) 
Eluent       : PBS (-) (pH7.4) 
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : UV (280 nm) (small cell volume) 
               MALS (DAWN8+ produced by Wyatt Technology Corp.)
Column temp. : 25 ℃

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