食品添加物公定書に準拠したグリセリン脂肪酸エステルの分析 (SH1011)

グリセリン脂肪酸エステルは、油脂から得られる脂肪酸とグリセリンを反応させて製造される物質で、マーガリンや乳製品の乳化剤として用いられる食品添加物です。第9版食品添加物公定書*に収載されている「グリセリン脂肪酸エステル」の「確認試験」では、強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムを用いて、水酸化カリウムによるグリセリン脂肪酸エステルの加水分解で生成する脂肪酸(有機酸)を確認します。ここでは、有機酸分析用カラムSUGAR SH1011を用いて下記のグリセリン脂肪酸エステルの測定対象となる有機酸標準液の分析を行いました。本分析条件は、グリセリンは乳酸(ピーク番号: 4)と酢酸(ピーク番号: 5)の間に溶出するため、グリセリン脂肪酸エステルを加水分解して生成する有機酸の確認に適用可能です。
第9版食品添加物公定書に準拠した前処理後の試料および乳酸ナトリウム標準液にはナトリウムイオンが含まれます。カラムの保護のために陽イオン交換樹脂などによるナトリウムイオンの除去をお勧めします。

対象の有機酸有機酸標準品を0.005 M 硫酸試液に溶解してそれぞれの標準液とします。スクロールできます
グリセリン脂肪酸エステル 対象の有機酸 有機酸標準液の濃度
グリセリン酢酸脂肪酸エステル及びグリセリン酢酸エステル 酢酸 10 mg/2 mL
グリセリン乳酸脂肪酸エステル 乳酸ナトリウム 20 mg/2 mL
グリセリンクエン酸脂肪酸エステル クエン酸一水和物 10 mg/2 mL
グリセリンコハク酸脂肪酸エステル コハク酸 10 mg/2 mL
グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル 酢酸、L(+)-酒石酸 10 mg/2 mL each

*データ採取時の版を記載

Sample: 20 µL each
(Standard solution) Dissolved in 0.005-M sulfuric acid solution

  1. 1.Succinic acid
  2. 2.Tartaric acid
  3. 3.Citric acid
  4. 4.Lactic acid
  5. 5.Acetic acid
chromatogram of organic acids
Column
Shodex SUGAR SH1011 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent
0.005 M H2SO4 aq.
Flow rate
0.7 mL/min
Detector
RI
Column temp.
60 ℃

試料名インデックス

取扱説明書・検査成績書

下記製品の取扱説明書・検査成績書はこちらからダウンロードいただけます。

製品名インデックス

アプリケーションデータ

アプリケーションデータ(関連情報)