水・有機溶媒両用SEC用カラムAsahipak GF-310 HQを用いて溶離液に50 mM程度の硝酸ナトリウムまたは塩化ナトリウムを添加して陽イオン界面活性剤である塩化ベンザルコニウムの分析を行いました。どちらの溶離液でもイオン的相互作用が抑制され良好な分析が可能です。ただしUV検出器を使用する場合、硝酸ナトリウムはUV吸収があるためバックグランドが高くなり塩化ナトリウムを溶離液に使用した場合と比べて感度が下がる場合がありますのでご注意ください。



Sample: Benzalkonium chloride 0.2 %, 20 μL

Column       : Shodex Asahipak GF-310 HQ (7.5 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : (A); 50 mM NaCl aq./CH3CN=50/50
               (B); 50 mM NaNO3 aq./CH3CN=50/50
Flow rate    : 0.6 mL/min
Detector     : UV(254 nm)
Column temp. : 40 ℃