界面活性剤はその化学的な特性から陰イオン性、陽イオン性、両イオン性のイオン性界面活性剤と非イオン性の界面活性剤に分類されますが、それらは図に示すように一つの分子内に親水性基と疎水性基を持つという共通の特性があります。一般的にODSカラムを用いて界面活性剤を分析するのはODSの疎水性が強いため困難ですが、Asahipak GF-310 HQは親水性のポリビニルアルコールゲルを充てん剤に使用しているため界面活性剤の分析を最適化することができます。溶離液の有機溶媒量や塩濃度を調整するだけで各種の界面活性剤の分析条件を求めることができます。GF-310 HQは各種の溶媒に対して収縮・膨潤がほとんどないため種々の溶媒を溶離液として使用することができ、疎水性の高いものから低いものまで種々の界面活性剤の分析に適しています。