ヘキサメチレンテトラミンは熱硬化性樹脂の硬化促進剤や医薬品の原料など様々な用途に用いられていますが、一方でヘキサメチレンテトラミンが含まれた河川水が浄水場で塩素処理されると有害性の高いホルムアルデヒドに変化することが知られていることからヘキサメチレンテトラミンの高感度分析法が求められています。ヘキサメチレンテトラミンは極性が高いため逆相モードでは保持が弱く、誘導体化やイオンペア剤の使用が必要となりますが、高極性物質(カチオン性物質)の保持に優れたHILICpak VC-50 2Dを用いてLC/MSで測定することにより、誘導体化やイオンペア剤を使用せずに簡便にppb(ng/mL)レベルの分析が可能であることを確認しました。
Sample : 10 μL
1, 5, 10 ng/mL (in H2O)
1. Hexamethylenetetramine
Column : Shodex HILICpak VC-50 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm) Eluent : (A) 100 mM HCOOH aq./(B) CH3CN = 60/40 Flow rate : 0.25 mL/min Detector : ESI-MS (SIM Positive) Column temp. : 40 °C
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- アロサミジン緩和加水分解物の分離 (ES-502C 7C)
- ジュース中の5-(ヒドロキシメチル)フルフラール (ODP-50 6D)
- シアネートとカルバミルリン酸 (ES-502N 7C)
- 過酸化水素 (KS-801)
- キレート剤 (1) (I-524A)
- キレート剤 (2) (NI-424)
- キレート剤の分析 (ODP-50 4D)
- ヒダントイン (DE-613)
- アミド類 (2) (逆相カラムの比較)
- アミド類 (3) (DE-413)
- アミド類 (4) (DE-413)
- アミド類 (5) (DE-413)
- アルデヒド (DE-413)
- 腐植(フミン)物質のSEC分析 (SB-805 HQ)
- DNPH誘導体化アルデヒド類分析
- 糸状菌培養物中のPochonicineとその類縁体の分析 (ES-502C 7C)
- フルフラールとグアヤコールの分離 (DE-413)
- C1化合物の分離 (DE-413)
- 肥料等試験法に準拠した各種窒素化合物の分析 (ES-502C 7C)
- バイオマス利用時に生成される物質の分離 (VN-50 4D)