過酸化水素は食品用の消毒剤等として使用されています。ここでは糖分析用カラムSUGAR KS-801と電気化学検出器(ECD)を用いて過酸化水素の検出を行いました。(A)は過酸化水素を単独で検出した例です。21.2分の位置に過酸化水素が検出されています。16.8分のあたりの小さいピークは過酸化水素中の不純物のピークと思われます。(B)はアスコルビン酸が分解されて過酸化水素が発生した時にアスコルビン酸と過酸化水素の同時分析を行ったものです。(C)はアスコルビン酸が分解されて過酸化水素が発生していく様子をHPLCで定量して求めたグラフで(B)のクロマトグラムはこのグラフの3時間のところでのデータです。
Sample :
Hydrogen peroxide
Ascorbic acid
Column : Shodex SUGAR KS-801 (8.0 mm I.D. x 300 mm) Eluent : H2O Reagent : 10 mM Na2SO4 + 10 μM EDTA-2Na aq. Flow rate : (Eluent); 0.6 mL/min, (Reagent); 0.15 mL/min Detector : ECD(Electrode; Pt, 500 mV vs Ag/AgCl) Column temp. : 40 ℃
Takahashi et al., Analytycal Sciences, 15 (1999) 481.
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- アロサミジン緩和加水分解物の分離 (ES-502C 7C)
- ジュース中の5-(ヒドロキシメチル)フルフラール (ODP-50 6D)
- シアネートとカルバミルリン酸 (ES-502N 7C)
- キレート剤 (1) (I-524A)
- キレート剤 (2) (NI-424)
- キレート剤の分析 (ODP-50 4D)
- ヒダントイン (DE-613)
- アミド類 (2) (逆相カラムの比較)
- アミド類 (3) (DE-413)
- アミド類 (4) (DE-413)
- アミド類 (5) (DE-413)
- アルデヒド (DE-413)
- 腐植(フミン)物質のSEC分析 (SB-805 HQ)
- DNPH誘導体化アルデヒド類分析
- 糸状菌培養物中のPochonicineとその類縁体の分析 (ES-502C 7C)
- フルフラールとグアヤコールの分離 (DE-413)
- C1化合物の分離 (DE-413)
- 肥料等試験法に準拠した各種窒素化合物の分析 (ES-502C 7C)
- バイオマス利用時に生成される物質の分離 (VN-50 4D)
- ヘキサメチレンテトラミンのLC/MS分析 (VC-50 2D)