医薬品添加物規格2018の精製ステビア抽出物の定量法では、カラムの選定としてアミノプロピルシリル化シリカゲルが充てんされたカラムを使用し、ステビオサイドの保持時間が10分付近になるように流量を調整すると記載されています。システム適合性は、ルブソサイド、ズルコサイドA、ステビオサイド、レバウディオサイドC、レバウディオサイドAの順に溶出し、ステビオサイドとレバウディオサイドCの分離が1.5以上であること、システムの再現性は、ステビオサイド標準溶液20 µLにつき、6回繰り返し再現性でのピーク面積の相対標準偏差が1.5 %以下と定められています。ポリマー系アミノカラムであるHILICpak VG-50 4Eは、システム適合性および再現性の要件を満たすだけでなく、シリカ系アミノカラムよりも流量設定が半分以下となるため、使用溶媒量を1/2以下にすることが可能です。また、ポリマー系アミノカラムはシリカ系アミノカラムよりも耐久性が高いという利点もあり、VG-50 4Eは本分析に好適です。
Standard solution
Sample: 20 µL
1. Rubusoside 0.003 %
2. Dulcoside A 0.003 %
3. Stevioside 0.01 %
4. Rebaudioside C 0.003 %
5. Rebaudioside A 0.005 %
Stevioside standard solution
Sample: 20 µL
3. Stevioside 0.05 %
Column : Shodex HILICpak VG-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm) Eluent : H2O/CH3CN=20/80 Flow rate : 0.65 mL/min Detector : UV (213 nm) Column temp. : 35 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- アセスルファム K (SC1011)
- アセスルファムKとスクラロースの分離 (SC1011)
- スクラロース (SP0810)
- ステビオシドとレバウジオシドAの分離 (NH2P-50 4E)
- 各種ステビオール配糖体のLC/MS分析 (NH2P-40 2D)
- 医薬品添加物規格に準拠した精製ステビア抽出物の純度試験 (C18M 4E)
- 羅漢果中のモグロシドVの分離 (NH2P-50 4E)
- 各種甘味料のLC/MS分析 (NH2P-40 2D)
- 栄養ドリンク中の甘味料とアミノ酸の同時分析 (NH2P-40 2D)
- ヨーグルトドリンク中の糖類と甘味料の同時分析 (NH2P-40 2D)
- HILICモードにおける溶離液pHの影響 (VG-50 2D)
- ソーマチンの分析 (SP-825)