JIS規格の分析法を参考にしたPFAS分析 (JJ-50 2D)

JIS K0450-70-10「工業用水・工場排水中のペルフルオロオクタンスルホン酸及びペルフルオロオクタン酸試験方法」ではPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)の中でも代表的なPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)の直鎖異性体の定量法について記述されていますが、その附属書 JC「炭素鎖数の異なる有機ふっ化化合物の測定条件」では炭素数の異なるPFASの分析法が参考として記されています。ここではこの附属書 JCを参考にしてポリマー系マルチモード用カラム(逆相+陰イオン交換) RSpak JJ-50 2Dを用いて水/メタノール=1/1の溶媒に4種類のPFAS試薬を溶解して分析しました。なお、分析条件は附属書 JCと一部異なります。

Sample: 10 µL
10 ng/mL each (in CH3OH/H2O=1/1)

  1. PFBS;Perfluorobutanesulfonic acid
  2. PFOS;Perfluorooctanesulfonic acid
  3. PFBA;Perfluorobutanic acid
  4. PFOA;Perfluorooctanoic acid
PFAS_JIS_chromatogram
Column
Shodex RSpak JJ-50 2D (2.0 mm I.D. × 150 mm)
Eluent
50 mM CH3COONH4 aq. (adjusted pH 9 with NH3 aq.)/CH3OH=20/80
Flow rate
0.2 mL/min
Detector
ESI-MS (negative, SIM)
Column temp.
40 ℃

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