米国薬局方-国民医薬品集(USP-NF 2023 ISSUE 3 *)のGENERAL CHAPTERSには「<314>メタクリル酸アルキルまたはアクリル酸アルキルを含むコポリマーの分子量測定」が収載されており、「見かけの重量平均分子量と多分散性の測定」にL128の充てん剤を使用することになっています。また、システム適合性として以下の2点が定められています。ここでは、このGENERAL CHAPTERSを参考に有機溶媒系SEC(GPC)用カラムGPC LF-804で分析を行ったところ、LF-804のカラムでもすべてのシステム適合性の条件を満たすことが確認できました。

システム適合性

1. (1)ピークトップ分子量が約600 ~ 2,000,000 Da (g/mol)の範囲で分子量の異なるポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)標準試料を7点以上用いて作成した較正曲線の相関係数が0.99以上
2. (2)システム適合性溶液（約190,000 DaのPMMA標準溶液）を用いた6回の繰り返し分析において較正曲線から求めた重量平均分量の相対標準偏差は10%以下

*データ採取時の版を記載

Sample: 20 μL
(Standard solution) 1.0 mg/mL each

1. 1.PMMA (Mp 965,000)
2. 2.PMMA (Mp 505,000)
3. 3.PMMA (Mp 224,000)
4. 4.PMMA (Mp 66,700)
5. 5.PMMA (Mp 20,100)
6. 6.PMMA (Mp 6,140)
7. 7.PMMA (Mp 2,870)

(System suitability solution) 1.0 mg/mL PMMA (Mp 211,000)

1.  

*LF-804はL128非該当です。