有機溶媒系SEC(GPC)用カラムGPC KF-401HQ からKF-403HQは粒子径3 μmのゲルが充てんされた高性能分析用セミミクロカラムです。セミミクロカラムの性能を十分に発揮させるためには、検出器のセル容量、試料注入バルブのデッドボリューム、装置内の配管、検出器の応答時間等を最適にする必要があります。ここでは、KF-402HQを用いて検出器のセル容量の違いによるポリスチレンオリゴマーの分離パターンに与える影響を紹介します。Fig.1にUV検出器、Fig.2にRI検出器でのクロマトグラムを示します。(A)と(C)はセミミクロカラム用セル、(B)や(D)は汎用セルを使用した場合です。どちらの検出器においても汎用セルでは、セル容量が大きくセル内での試料の拡散の影響がクロマト上に現れます。カラム性能を十分に発揮させるためにセル容量の小さいセミミクロカラム用の検出器の使用をお勧めします。


Sample :
1. Polystyrene (MW: 66,000)
2. Polystyrene (MW: 3,250)
3. Polystyrene (MW: 580)
4. Propylbenzene
5. Benzene

               (Fig.1)               (Fig.2)                 
Columns      : Shodex GPC KF-402HQ   Shodex GPC KF-402HQ (4.6 mm I.D. x 250 mm) x 2
Eluent       : THF                   THF               
Flow rate    : 0.3 mL/min            0.3 mL/min
Column temp. : 40 ℃                 25 ℃