強陰イオン交換クロマトグラフィー用カラムIEC QA-825を用いて5種類のタンパク質の分離を行いました。コンアルブミンの等電点(pI)は6.0から6.8の間にあり、 溶離液のpH6.0よりも高いためコンアルブミンはカラムに保持されずに早く溶出します。一方、トランスフェリン、オボアルブミン、およびトリプシンインヒビターのpIは6.0以下です。グラジエントにより塩濃度が高くなるとこれらのタンパク質が充てん剤より次々に離れて溶出されます。
Sample :
1. Conalbumin
2. Transferrin
3. Ovalbumin
4. Trypsin inhibitor
Sample :
1. Conalbumin
2. Transferrin
3. Ovalbumin
4. Trypsin inhibitor
Column : Shodex IEC QA-825 (8.0 mm I.D. x 75 mm) Eluent : (A); 20 mM Piperazine-HCl buffer(pH6.0) (B); (A) + 0.5 M NaCl Linear gradient: 0 min to 30 min, 100 % (A) to 50 % (B) Flow rate : 1.0 mL/min Detector : UV(280 nm) Column temp. : Room temp.
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- タンパク質と酵素活性の回収率 (QA-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (DEAE-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (SP-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (CM-825)
- 分離度のサンプル負荷量依存性 (QA-825)
- ピーク幅のサンプル負荷量依存性 (DEAE-825)
- ピーク幅のサンプル負荷量依存性 (SP-825)
- 分離度のサンプル負荷量依存性 (CM-825)
- 溶離液pHの影響 (DEAE-825)
- 溶離液pHの影響 (SP-825)
- タンパク質標準サンプル (6) (ES-502N 7C)
- タンパク質標準サンプル (7) (CM-825, SP-825)
- タンパク質標準サンプル (8) (ES-502C 7C)
- 粗アルブミン (卵黄)
- ヒト血清 (4) (DEAE-825)
- ヒト血清中のタンパク質 (1) (QA-825)
- ヒト血清中のタンパク質 (2) (DEAE-825)
- 大豆リポキシダーゼ (1) (QA-825, DEAE-825)
- コラーゲンとBSAの分離
- β-ラクトグロブリンのサブフラクションの分離
- アンジオテンシンⅠ、Ⅱ、Ⅲ
- 市販塩化リゾチーム
- ラット肝臓ミクロゾーム中のシトクロムP450の分離
- ミオシンのサブフラグメントの分析
- 牛肝臓カタラーゼ
- ブタ膵臓の精製カリクレン
- 馬膵臓のリボヌクレアーゼ A (CM-825)
- リポキシダーゼ (1) (SP-825)
- パパイン
- メルカプトアルブミンとノンメルカプトアルブミン