強陽イオン交換カラムIEC SP-825を用いたタンパク質の分離におけるpHの影響を調べました。溶離液pHが7.0と8.0の場合は5種のタンパク質が良く分離されています。リボヌクレアーゼAの保持時間はpHが下がる程大きくなり、pH6.0以下ではαキモトリプシノーゲンAの後に溶出するようになります。pH6.0ではリボヌクレアーゼAとα-キモトリプシノーゲンAの分離が不充分になります。pH4.0と5.0ではミオグロビンがシャープに溶出していません。
Sample :
1. Myoglobin , 2. Ribonuclease A , 3. α-Chymotrypsinogen A , 4. Cytochrome c , 5. Lysozyme
Column : Shodex IEC SP-825 (8.0 mm I.D. x 75 mm) Eluent : (A); 20 mM Sodium formate buffer (pH4.0) 20 mM Sodium malonate buffer (pH5.0 and 6.0) 20 mM Sodium phosphate buffer (pH7.0) 20 mM HEPES (pH8.0) (B); (A) + 0.5 M NaCl Linear gradient: 0 min to 20 min, (A) to (B) Flow rate : 1.0 mL/min
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- タンパク質と酵素活性の回収率 (QA-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (DEAE-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (SP-825)
- タンパク質と酵素活性の回収率 (CM-825)
- 分離度のサンプル負荷量依存性 (QA-825)
- ピーク幅のサンプル負荷量依存性 (DEAE-825)
- ピーク幅のサンプル負荷量依存性 (SP-825)
- 分離度のサンプル負荷量依存性 (CM-825)
- 溶離液pHの影響 (DEAE-825)
- タンパク質標準サンプル (5) (QA-825)
- タンパク質標準サンプル (6) (ES-502N 7C)
- タンパク質標準サンプル (7) (CM-825, SP-825)
- タンパク質標準サンプル (8) (ES-502C 7C)
- 粗アルブミン (卵黄)
- ヒト血清 (4) (DEAE-825)
- ヒト血清中のタンパク質 (1) (QA-825)
- ヒト血清中のタンパク質 (2) (DEAE-825)
- 大豆リポキシダーゼ (1) (QA-825, DEAE-825)
- コラーゲンとBSAの分離
- β-ラクトグロブリンのサブフラクションの分離
- アンジオテンシンⅠ、Ⅱ、Ⅲ
- 市販塩化リゾチーム
- ラット肝臓ミクロゾーム中のシトクロムP450の分離
- ミオシンのサブフラグメントの分析
- 牛肝臓カタラーゼ
- ブタ膵臓の精製カリクレン
- 馬膵臓のリボヌクレアーゼ A (CM-825)
- リポキシダーゼ (1) (SP-825)
- パパイン
- メルカプトアルブミンとノンメルカプトアルブミン