コエンザイムQ10は、別名をユビキノンQ10(またはユビキノン)と言い、肉類や魚介類などの食品に含まれる脂溶性の物質です。抗酸化作用やアンチエイジングなどの効果が期待でき、ビタミン様物質としても知られています。ここでは、シリカ系逆相クロマトグラフィー用カラム シリカ C18 M 4Dを用いて市販サプリメント(ソフトカプセル)の分析を行ったところ、コエンザイムQ10は他成分の妨害を受けずに分析できることが確認できました。また、標準試料を用いて検量線を作成したところ、10~1000 mg/Lの濃度範囲における決定係数(R2)は0.9991と直線性の高い検量線が得られました。
- 1.市販サプリメント(ソフトカプセル)から粉状の内容物を取り出す。
- 2.内容物5 mgに4 mLの溶離液を加え、10 分間の超音波処理後、40℃で2分間加温して完全に溶解する。
- 3.室温に戻してから溶離液で5 mLに定容する。
- 4.0.45 μm のメンブランフィルターでろ過し、HPLC試料とする。
Sample: 5 μL
(Sample solution)
(Standard solution) 1000 mg/L in eluent
- 1.Coenzyme Q10
- Column
- :Shodex シリカ C18M 4D (4.6 mm I.D. x 150 mm)
- Eluent
- :CH3OH/C2H5OH=40/60
- Flow rate
- :1.0 mL/min
- Detector
- :UV (275 nm)
- Column temp.
- :35 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- ロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- ヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- 血漿リポタンパク質 (1) (SB-805 HQ)
- グリセライド (1) (クロロホルム溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (2) (THF溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (3) (DMF溶媒) (GF-310 HQ)
- トリグリセライド (GF-310 HQ)
- トリグリセライドの分離比較
- 脂肪酸 (6) (KF-402HQ)
- 不飽和脂肪酸 (ODP-50 4D)
- コロナCADを用いた脂肪酸の分析 (DS-613)
- 脂肪酸メチルエステル (DS-413)
- サプリメント中の不飽和脂肪酸の分析 (ODP-50 4D)
- 食用調合油中のα-リノレン酸の分析 (ODP-50 4D)