α-リノレン酸は、食品中の機能性関与成分であり、主に食用調合油中に含まれます。α-リノレン酸は、内蔵脂肪、体重、BMIを減少させる効果があり注目されています。ここでは、Asahipak ODP-50 4Dを用いて市販の食用調合油中のα-リノレン酸を行いました。食用調合油のようなα-リノレン酸を高濃度で含む食品については、HPLCでの分析が可能です。食用調合油を希釈して分析を行うだけで、α-リノレン酸の検出ができました。α-リノレン酸は、10 ~ 1000 mg/Lの濃度範囲において直線性の高い検量線が得られることを確認しました。
(試料調製)
1) 市販の食用調合油をBHT不含THFで2倍希釈する
2) 希釈したものを0.45 µmのフィルタでろ過し、ろ過後の試料をHPLC溶液とする
Sample : 5 µL
1. α-Linolenic acid 1000 mg/L
(in THF without containing BHT)
Column : Shodex Asahipak ODP-50 4D (4.6 mm I.D. x 150 mm) Eluent : 0.1 % H3PO4 in (H2O/CH3CN=35/65) Flow rate : 1.0 mL/min Detector : UV (215 nm) Column temp. : 40 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- ロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- ヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- 血漿リポタンパク質 (1) (SB-805 HQ)
- グリセライド (1) (クロロホルム溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (2) (THF溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (3) (DMF溶媒) (GF-310 HQ)
- トリグリセライド (GF-310 HQ)
- トリグリセライドの分離比較
- 脂肪酸 (6) (KF-402HQ)
- 不飽和脂肪酸 (ODP-50 4D)
- コロナCADを用いた脂肪酸の分析 (DS-613)
- 脂肪酸メチルエステル (DS-413)
- サプリメント中の不飽和脂肪酸の分析 (ODP-50 4D)
- サプリメント中のコエンザイムQ10の分析 (C18M 4D)