不飽和脂肪酸は、動脈硬化や血栓予防、視機能の改善、アレルギー症状の改善など様々な効果が期待されています。ポリマー系逆相カラムAsahipak ODP-50 4Dは、代表的な5種の不飽和脂肪酸を分離させることが可能で、1 ~ 100 μg/mLの範囲で直線性の高い検量線が得られています。ω-3系脂肪酸であるEPAおよびDHAが含有されている市販サプリメントの分析を行ったところ、いずれも90 %以上の高い回収率を示し、定量に適していることが確認されました。不飽和脂肪酸が溶出した後はアセトニトリルの比率を上げることにより、サプリメント由来の疎水性の高い他成分をカラムから洗い流すことが可能です。
(市販サプリメントの試料溶液調製方法)
(1) サプリメント(ソフトカプセル)の内容物を取り出す
(2) 試料10 mgに2 mLのエタノールを加え、溶解させる
(3) 0.45 μmのフィルタでろ過する
Sample : 5 µL
Standard 20 μg/mL each
(in Ethanol)
1. EPA (Eicosapentaenoic acid)
2. α-Linolenic acid
3. DHA (Docosahexaenoic acid)
4. Arachidonic acid
5. Linoleic acid
Column : Shodex Asahipak ODP-50 4D (4.6 mm I.D. x 150 mm) Eluent : (A); 0.1 % H3PO4 in (H2O/CH3CN=35/65)/(B); CH3CN
Step gradient ;
(B %) 0 % (0 to 20 min), 0 % to 100 % (20 to 20.01 min),
100 % (20.01 to 30 min). 100 % to 0 % (30 to 30.01 min),
0 % (30.01 to 40 min) Flow rate : 1.0 mL/min Detector : UV (215 nm) Column temp. : 40 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- ロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するロイコトリエン (ODP-50 6D)
- ラット多形核白血球の産生するヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- ヒドロキシエイコサテトラエン酸 (ODP-50 6D)
- 血漿リポタンパク質 (1) (SB-805 HQ)
- グリセライド (1) (クロロホルム溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (2) (THF溶媒) (GF-310 HQ)
- グリセライド (3) (DMF溶媒) (GF-310 HQ)
- トリグリセライド (GF-310 HQ)
- トリグリセライドの分離比較
- 脂肪酸 (6) (KF-402HQ)
- 不飽和脂肪酸 (ODP-50 4D)
- コロナCADを用いた脂肪酸の分析 (DS-613)
- 脂肪酸メチルエステル (DS-413)
- 食用調合油中のα-リノレン酸の分析 (ODP-50 4D)
- サプリメント中のコエンザイムQ10の分析 (C18M 4D)