ザクロやラズベリーなどに含まれる天然ポリフェノールの1種であるエラグ酸は機能性関与成分であり、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪の減少に加え、抗酸化作用、抗ウイルス作用、美白など様々な効果があります。ここでは、シリカ系逆相クロマトグラフィーUHPLC用カラムC18U 2Dを用いて市販のサプリメント中のエラグ酸分析を行いました。エラグ酸は0.1 ~ 5 mg/Lの濃度範囲において直線性の高い検量線が得られました。
(試料の前処理方法)
1)0.2 gを精密に量り取り、15 mLジメチルスルホキシドを加えて10分振とうする
2)2500 rpmで、5分間遠心分離を行い、上澄みを得る
3)再度15 mL ジメチルスルホキシドを加えて同様の操作を繰り返す
4)得られた上澄み液を全て合わせ、50 mLに定容する
5)この1 mLを分取し、ジメチルスルホキシドで10 mLに定容し、試験溶液とする
Sample : 2 μL
Standard 1 mg/L (in DMSO)
1. Ellagic acid
Column : Shodex C18U 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm) Eluent : 0.1 % H3PO4 aq./CH3OH=60/40 Flow rate : 0.2 mL/min Detector : UV (254 nm) Column temp. : 40 ℃