カラムの洗浄方法

流路系や試料中の不溶性物質または吸着性物質がカラム内に蓄積することで、溶出挙動や圧力の変化が生じることがあります。このような場合は、カラムを洗浄することで改善できる可能性があります。
ガードカラムを使用している場合は、最初にガードカラムを外して再測定してください。これで改善する場合は、ガードカラムに原因がある可能性が高いため、ガードカラムを洗浄してください。ガードカラムを外しても改善が見られない場合は、ガードカラムと分析カラムの両方を洗浄してください。なお、ガードカラムと分析カラムは連結せずに個別に洗浄してください。また、分析カラムを複数本連結して使用している場合はそれぞれ1本ずつ個別に洗浄してください。
カラム洗浄時は、検出器は接続せず、洗浄液はカラム出口から直接廃液容器で受け取るようにしてください。
カラムを洗浄しても改善しない場合は、新品カラムと交換してください。

洗浄方法 (1) 不溶性物質の目詰まり

不溶性物質がカラムの入口に目詰まりした場合は、カラムを逆向きにつなぎ替え、溶離液を常用流量の半分以下の流量で通液することにより取り除けることがあります。

洗浄方法 (2) 吸着性物質の洗浄

吸着性物質の具体的な洗浄方法はカラムによって異なります。該当するカラムの洗浄例を参考にしてください。

 

※下記の製品群は「洗浄方法 (1)」以外の有効な洗浄方法はありません。

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