洗浄例:イオン排除クロマトグラフィー用カラム

該当するカラムの洗浄例を参考にしてください。

SUGAR SH1011、SUGAR SH1821、SUGAR SH1011 8C

カラムにイオン性物質(陽イオン)が導入されると充てん剤に吸着し、分離パターンの変化やピーク形状不良につながることがあります。
このような場合は、次の操作によりカラムを再生できる可能性があります。

 

再生例

カラム温度を50 ℃に設定し、25 mM 硫酸水溶液を通液します。

スクロールできます
製品名 流量 (mL/min) 通液量 (mL) 通液時間 (min)
SUGAR SH1011 0.5 50 100
SUGAR SH1821 0.5 50 100
SUGAR SH1011 8C 0.5 20   40
(注意)
再生液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム再生後は速やかに溶離液に置換してください。

RSpak KC811、RSpak KC-811 6E

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

 

洗浄例1:イオン性物質(陽イオン)の洗浄

カラム温度を50 ℃に設定し、25 mM 硫酸水溶液を通液します。

 

洗浄例2:疎水性物質の洗浄

カラム温度を50 ℃に設定し、溶離液にアセトニトリルまたはエタノールを20 % (v/v)添加して通液します。

スクロールできます
製品名 流量 (mL/min) 通液量 (mL) 通液時間 (min)
RSpak KC-811 0.5 50 100
RSpak KC-811 6E 0.5 25   50
(警告)
硫酸などの強酸の水溶液を使用する場合は、洗浄終了後、装置やカラムに酸が残らないように洗い流してください。装置やカラムの金属部分が溶け出し、水素ガスが発生するおそれがあります。
(注意)
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。