エトキシキンはりんごや梨の焼け病防止剤として用いられる農薬ですが、配合飼料原料である動物性油脂や魚粉の酸化防止剤として飼料添加物としても指定されています。エトキシキンは一般的には逆相(ODSカラム)で分析されていますが、充てん剤の残存シラノール基とエトキシキンの2級アミノ基がイオン的吸着を起こすためピーク面積の再現性が悪いという現象がしばしば確認されています。これに対してポリマー系逆相クロマトグラフィー用カラムのAsahipak ODP-50 4Eでは充てん剤にシラノール基がありませんのでカラムへの吸着がなく再現性の良いデータが得られます。
Sample : Ethoxyquin 0.1 μg/mL, 20 μL
Column : Shodex Asahipak ODP-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm) OSD(A),(B),(C) (4.6 mm I.D. x 250 mm each) Eluent : Acetonitorile-Water (4:1) containing 50 mg/L of BTH Flow rate : 1.0 mL/min Detector : Fluorescence (Ex. 370 nm, Em. 415 nm) Column temp. : 40 ℃
独立行政法人 肥飼料検査所仙台事務所 平岡 久明先生ご提供