1. 基本情報
RSpak Dシリーズを用いた分析では、
①溶離液の組成を変える、②pHを変える、③塩を添加する、④力ラム温度を調節する
等の条件検討をすることが可能です。
ポリマー系カラムはアルカリ性条件が使用できますが、使用可能なpHの上限にご注意ください。
試料中にタンパク質が含まれている場合は事前に除タンパクを行ってください。
2. DS-613, DS-413
(DS-613)
(1) 水だけでの使用はできません。必ずメタノールやアセトニトリルを10 % (v/v)以上混合してください。メタノール、アセトニトリルは100 %まで使用可能です。
(2) THFは50 % (v/v)以下の組成で使用してください。
(3) リン酸塩、酢酸塩、トリスなどの各種緩衝液、および塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの各種塩の水溶液も使用可能です。全塩濃度は、0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は 2 ~ 12までです。
(DS-413)
(1) 水だけでの使用はできません。必ず有機溶媒を混合してください。メタノールの場合は30 %以上、アセトニトリルでは10 %以上、THFでは5 %以上を混合してください。上記有機溶媒は100 %まで使用可能です。
(2) リン酸塩、酢酸塩、トリスなどの各種緩衝液、および塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの各種塩の水溶液も使用可能です。全塩濃度は、0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は 1 ~ 13までです。
3. DE-613, DE-413, DE-213
(DE-613)
(1) 基本の溶離液は、水とアセトニトリルまたはメタノールやエタノールの混合溶媒(任意比率)です。
(2) リン酸塩、酢酸塩、トリスなどの各種緩衝液、および塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの各種塩の水溶液も使用可能です。全塩濃度は、0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は 2 ~ 12までです。
(DE-413、DE-213)
(1) 基本の溶離液は、水または緩衝液とアセトニトリルまたはメタノールとの混合溶媒(任意比率)です。
(2) エタノール、2-プロパノール(IPA)、テトラヒドロフラン(THF)の使用も可能です。
(3) リン酸塩、酢酸塩、トリス塩酸などの各種緩衝液、および塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの各種塩の水溶液も使用可能です。全塩濃度は0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は 2 ~ 12までです。
4. DM-614
(1) 基本の溶離液は、水や各種緩衝液、各種塩の水溶液と有機溶媒との混合溶媒(任意比率)です。
(2) アセトニトリル、メタノールやエタノールは水と任意の混合比率で使用可能です。
(3) リン酸塩、酢酸塩、トリス塩酸などの各種緩衝液、および塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの各種塩の水溶液も使用可能です。全塩濃度は0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は2 ~ 10です。
5. NN-814
(1) 基本の溶離液は、リン酸塩、酢酸塩、トリスなどの各種緩衝液、または、緩衝液と極性有機溶媒(アセトニトリル、メタノール、エタノール)との混合溶媒です。
(2) 極性有機溶媒は、50 % (v/v)まで添加可能です。
(3) 上記溶離液に塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの塩の添加も可能です。全塩濃度は、0.5 M以下にしてください。溶離液のpH範囲は 2 ~ 12までです。
6. JJ-50 2D
(1) 水とアセトニトリル、または水とメタノールの混合溶媒(任意比率)が使用可能です。アセトニトリルとメタノール以外の有機溶媒は保証外です。
(2) 水以外にリン酸塩、酢酸塩、トリスなどの各種緩衝液や塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの塩の水溶液が使用可能です。全塩濃度が0.1 M以下になるようにしてください。溶離液のpH範囲は 2 ~ 10までです。
取扱説明書・検査成績書
下記製品の取扱説明書・検査成績書はこちらからダウンロードいただけます。