有機溶媒系SEC(GPC)用カラムGPC KF-802を用いてポリスチレン(PS)のオリゴマーの分析を行う場合の流量の影響を調べました。分離の改善にはポリマーの拡散スピードを考慮した適切な流量の選定が必要です。2.0mL/minから1.0mL/minに流量を下げるとピークの切れ込みが一段と良くなりますが、更に0.5mL/minに下げても分析時間が長くなる割には分離は改善されません。このためPSのオリゴマーの分析には1.0mL/minが適しています。
Sample : Polystyrene (MW:500)
Column : Shodex GPC KF-802 (8.0 mm I.D. x 300 mm) Eluent : THF Flow rate : (A)2.0 mL/min (B)1.0 mL/min (C)0.5 mL/min Detector : UV(254 nm) Column temp. : Room temp.