イミダゾールジペプチドの分析 (NH2P-50 4E)

アンセリンはヒスチジンとβ-アラニンのジペプチド、カルノシンは1-メチルヒスチジンとβ-アラニンのジペプチドで 総称してイミダゾールジペプチドと呼ばれています。イミダゾールジペプチドは鳥の胸肉及びマグロやカツオ、鯨等の肉に多く含有しており、強い抗酸化作用を示し、老化防止(アンチエイジング)や疲労軽減に効果があるとされています。ここではポリマー系アミノカラムAsahipak NH2P-50 4Eを用いてアンセリン、カルノシンの他、構成アミノ酸であるβ-アラニンやヒスチジン、1-メチルヒスチジンの同時分析を行ったところ、良好な分析が行えました。

【注意】本分析は、カラムの平衡化が必要です。
カラムの平衡化:50 mM リン酸二水素ナトリウム水溶液を0.5 mL/minで2時間流した後、溶離液に置換する。


Sample : 20 μL
1. β-Alanine 200 μg/mL
2. 1-Methyl-L-histidine 2 μg/mL
3.L-Anserine 5 μg/mL
4. Histidine 5 μg/mL
5. L-Carnosine 5 μg/mL
6. Nitrate
(derived from L-Anserine Nitrate)


Column       : Shodex Asahipak NH2P-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm)
Eluent       : 50 mM NaH2PO4 aq./CH3CN=40/60
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : UV (210 nm)
Column temp. : 40 ℃

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