クエン酸は機能性関与成分であり、継続的な飲用で日常生活や運動後の疲労感を軽減する効果があります。ここでは、有機酸分析用カラムRSpak KC-811を用いて市販の機能性飲料中のクエン酸分析を行いました。本条件では、クエン酸は1 ~ 1000 mg/Lの濃度範囲において直線性の高い検量線が得られることを確認しました。食品のような夾雑物が多く存在する試料中の有機酸分析では、高選択性のポストカラム法が主流ですが、今回分析を行った機能性飲料においてはUV検出器でも夾雑物の影響がなく、希釈のみでクエン酸の分析ができることがわかります。
- (1)市販のクエン酸含有機能性飲料を水で50倍希釈する。
- (2)希釈した溶液を0.45 µmのフィルターでろ過し、ろ過後の試料をHPLC溶液とする。
Sample: 5 µL
Standard solution
- 1.Citric acid 1000 mg/L
Commercial functional drink
- 1.Citric acid
- 2.Acetic acid
- Column
- :Shodex RSpak KC-811 (8.0 mm I.D. x 300 mm) x 2
- Eluent
- :3 mM HClO4 aq.
- Flow rate
- :1.0 mL/min
- Detector
- :UV (210 nm)
- Column temp.
- :50 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- KC-811の流量依存性
- KC-811の注入量依存性
- KC-811の試料負荷量依存性
- KC-811のカラム温度依存性
- 溶離液濃度と有機酸の保持容量 (KC-811)
- カラム温度と有機酸の保持容量 (1) (KC-811)
- カラム温度と有機酸の保持容量 (2) (KC-811)
- アセトニトリル添加時の有機酸の溶出容量 (1) (KC-811)
- アセトニトリル添加時の有機酸の溶出容量 (2) (KC-811)
- 逆相カラム連結時の有機酸の保持容量 (KC-811 + DE-613)
- 芳香族有機酸の保持容量 (NN-814)
- 有機酸の保持容量 (NN-814)
- 有機酸の保持容量 (DE-413)
- 各種検出器による有機酸分析の比較 (有機酸標準) (KC-811)
- 各種検出器による有機酸分析の比較 (醤油) (KC-811)
- 有機酸標準 (1) (KC-811)
- 有機酸標準 (2) (KC-811)
- 有機酸標準 (3) (KC-811)
- 有機酸標準 (4) (DE-413)
- 有機酸標準 (5) (DE-213)
- リン酸中のクエン酸測定 (DE-613 + KC-811)
- ビール中の有機酸分析 (KC-811)
- フルーツジュース中の有機酸とビタミンC分析 (KC-811)
- グルコン酸類の逆相分析 (DE-613)
- 日本酒中の有機酸分析 (KC-811)
- 白ワイン中の有機酸分析 (KC-811)
- イオン排除モードを用いたシュウ酸の分析 (KC-811)
- リン酸中の有機酸 (DE-613 + KC-811)
- 醤油中の有機酸分析 (KC-811)
- 食酢中の有機酸分析 (KC-811)
- フマル酸とコハク酸の分離 (KC-811)
- 有機酸分析 (シクロデキストリン含有溶離液) (KC-811)
- 樟脳と安息香酸 (NN-814)
- ジカルボン酸 (DE-413)
- 味噌中の有機酸分析 (KC-811)
- 麺つゆ中の有機酸分析 (KC-811)
- 黒酢中の有機酸分析 (KC-811)
- 有機酸のLC/MS分析 (DE-213)
- LC/MSによる糖、有機酸、アミノ酸の一斉分析 (VG-50 2D)
- LC/MSによる栄養ドリンク中の親水性化合物の一斉分析 (VG-50 2D)
- 有機酸 (KC-811)
- ピペコリン酸のLC/MS分析 (NH2P-40 2D)
- 有機酸の保持容量 (NI-424)
- 薬局方に準拠したポビドン中のギ酸分析 (KC-811)
- USP-NFに準拠したアラニンおよびアスパラギン酸の類縁物質分析 (SH1011)
- 飲用酢中の酢酸分析 (KC-811)
- 有機酸分析 (GL-C610H-S)
- 食品添加物公定書に準拠したグリセリン脂肪酸エステルの有機酸確認試験 (SH1011)