薬局方に準拠したポビドン中のギ酸分析 (KC-811)

ポビドンは、第十七改正日本薬局方*、米国薬局方-国民医薬品集(USP 43-NF 38*)、欧州薬局方(EP 10.4*)に収載されています。ポビドンの不純物であるギ酸分析における各薬局方のシステム適合性は、ギ酸ピークの理論段数は1,000段以上、シンメトリー係数は0.5 ~ 1.5、6回の繰り返し分析におけるピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下と規定されています。有機酸分析用カラムRSpak KC-811を用いて分析を行ったところ、すべてのシステム適合性の条件を満たすことが確認できました。さらに本条件でポビドンK-30を分析したところ、標準試料のギ酸ピークと同じ位置にピークを検出しました。

 

*データ採取時の版を記載

Sample: 50 µL
Povidone K-30 20 mg/mL
Standard solution (Formic acid aq. 0.01 mg/mL)

  1. 1.Formic acid
Chromatogram of formic acid in povidone
Column
Shodex RSpak KC-811 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent
Diluted HClO4 (70 %) (1 in 700)
Flow rate
1.0 mL/min
Detector
UV (210 nm)
Column temp.
35 ℃

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