ラクトフェリン含有サプリメントの分析 (C4P-50 4D)

ラクトフェリンは多くの哺乳動物の乳に含まれ、母乳、特に初乳中に多く含まれるタンパク質です。ここではポリマー系逆相クロマトグラフィー用カラムAsahipak C4P-50 4Dを用いてラクトフェリン含有サプリメントの分析を行いました。サプリメント中のラクトフェリンの検出にはC4P-50 4Dが好適です。ラクトフェリンは、20 ~ 4000 mg/Lの濃度範囲において直線性の高い検量線が得られることを確認しました。

(試料調製)
1) 市販のラクトフェリン配合サプリメント3粒を乳鉢で粉末化する
2) 0.2 gに超純水50 mLを加えて10分間超音波処理を行う
3) 遠心分離後、No.5Bのろ紙を用いてろ過を行う
4) 最初の10 mLを捨て、残りを採取する
5) 0.45 µmのフィルタを用いてろ過し、HPLC溶液とする


Sample : 25 µL

1. Lactoferrin
(Standard solution)
1000 mg/L


Column       : Shodex Asahipak C4P-50 4D (4.6 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : (A); H2O/TFA=100/0.05(v/v)                    
               (B); CH3CN/TFA=100/0.05(v/v)
               Linear gradient; 0 to 50 % B (0 to 10min), 50 % B (10 to 15 min),
                           50 to 0 % B (15 to 16 min), 0 % B (16 to 20 min) 
Flow rate    : 0.8 mL/min 
Detector     : UV (280 nm) 
Column temp. : 40 ℃

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