洗浄例：イオンクロマトグラフィー用カラム (陰イオン分析用)

該当するカラムの洗浄例を参考にしてください。

IC I-524A、IC NI-424

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

 

洗浄例1：金属汚れ

0.1 M 水酸化ナトリウム水溶液でpH3 ~ 4に調整した0.01 M 酒石酸水溶液を1.0 mL/minの流量で30 mL（30分間）通液します。

 

洗浄例2：タンパク質汚れ

20 % (v/v) 酢酸水溶液を0.2 mL/minの流量で30 mL（150分間）通液した後、純水を30 mL（150分間）通液します。

 

洗浄例3：有機物汚れ

【NI-424】アセトニトリル/水=10/90を0.2 mL/min流量で30 mL（150分間）通液した後、純水を30 mL（150分間）通液します。
【I-524A】アセトニトリル/水=20/80を0.2 mL/min流量で30 mL（150分間）通液した後、純水を30 mL（150分間）通液します。

（注意）
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。

IC SI-90 4E、IC SI-50 4E、IC SI-52 4E、IC SI-35 4D、IC SI-35 2B

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

洗浄時の流量スクロールできます
製品名 流量 製品名 流量 製品名 流量
IC SI-90 4E 0.5 mL/min IC SI-50 4E 0.3 mL/min IC SI-52 4E 0.3 mL/min
IC SI-35 4D 0.3 mL/min IC SI-35 2B 0.1 mL/min    
洗浄例1：親水性物質による汚れスクロールできます
洗浄液 通液時間 (min)
IC SI-90 4E IC SI-50 4E IC SI-52 4E IC SI-35 4D IC SI-35 2B
1 水 15   25   25 15   4
2 10倍濃度の溶離液 60 100 100 60 15
3 水 15   25   25 15   4
4 溶離液
（カラム接続を正方向に戻してから送液）		 60 100 100 60 15
洗浄例2：疎水性物質による汚れスクロールできます
洗浄液 通液時間 (min)
IC SI-90 4E IC SI-50 4E IC SI-52 4E IC SI-35 4D IC SI-35 2B
1 水 15   25   25 15   4
2 水/アセトニトリル=95/5 10   20   20 12   3
3 アセトニトリル 60 100 100 60 15
4 水 30   50   50 30   8
5 溶離液
（カラム接続を正方向に戻してから送液）		 60 100 100 60 15

 

洗浄例3：硝酸イオンピークに異常（テーリング、ピーク形状不良）が発生した場合（SI-90 4Eのみ）※カラム接続は正方向のまま実施します。スクロールできます
洗浄液 通液時間 (min)
1 水 15
2 1 M 炭酸ナトリウム水溶液 25
3 カラムを装置から外し、両端に栓をして室温で3日間放置します。 (4日間以上の放置は、カラムを劣化させるおそれがあります。)
4 溶離液 60
（注意）
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。

IC SI-36 4D、IC SI-37 4D

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

洗浄時の流量スクロールできます
製品名 流量 製品名 流量
IC SI-36 4D 0.35 mL/min IC SI-37 4D 0.25 mL/min
洗浄例1：親水性物質による汚れスクロールできます
洗浄液 通液時間 (min)
IC SI-36 4D IC SI-37 4D
1 水 15 20
2 100 mM 水酸化カリウム水溶液または水酸化ナトリウム水溶液 50 70
3 水 15 20
4 溶離液
（カラム接続を正方向に戻してから送液）		 50 70
洗浄例2：疎水性物質による汚れスクロールできます
洗浄液 通液時間 (min)
IC SI-36 4D IC SI-37 4D
1 水 15 20
2 水/アセトニトリル=95/5 10 15
3 アセトニトリル 50 70
4 水 30 40
5 溶離液
（カラム接続を正方向に戻してから送液）		 50 70
（注意）
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。
 
100 mM 水酸化ナトリウム水溶液のような強アルカリ性溶媒は、検出器のセルを傷める可能性があります。検出器は接続せず、洗浄液はカラム出口から直接廃液容器で受け取るようにしてください。
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