亜硝酸や硫青酸化物(チオシアン酸アンモニウム)は植物の生育障害の原因になることが知られています。肥料等試験法(2016*)に準拠した肥料中の亜硝酸とチオシアン酸アンモニウムの同時定量では分析カラムとしてAsahipak NH2P-50 4Eが記載されています。ここではNH2P-50 4Eを用いて亜硝酸とチオシアン酸アンモニウムの分析を行いました。どちらの成分も1 ~ 20 μg/mLの濃度範囲で直線性の高い検量線が得られています。
*データ採取時の版
Sample : 10 μg/mL each, 10 μL
1. Nitrite
2. Thiocyanate
Columns : Shodex Asahipak NH2P-50G 4A (4.6 mm I.D. x 10 mm) + NH2P-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm) Eluent : Na2HPO4·12H2O (1.79 g) + NaH2PO4·2H2O (0.78 g) + NaClO4·H2O (14.04 g) in H2O (1000 mL) Flow rate : 1.0 mL/min Detector : UV (210 nm) Column temp. : 40 ℃