陽イオン分析用カラムIC YK-421を用いた陽イオン分析での問題点はNa+が多量に含まれるサンプル中の微量のNH4+の分析が難しい点です。溶離液 (5 mM酒石酸 + 1 mMジピコリン酸 + 0.15 %ホウ酸)に18-クラウン 6-エーテルを添加することによりこの点が大幅に改良されます。クラウンエーテルの各陽イオンに対するコンプレックス生成能により選択性を調整できます。特にK+はその作用が大きく本条件ではMg2+の後に溶出します。


Sample : Serum, 10 μL
1. Na+
2. NH4+
3. Ca2+
4. Mg2+
5. K+

 
Column       : Shodex IC YK-421 (4.6 mm I.D. x 125 mm)
Eluent       : (A) 5 mM Tartaric acid + 1 mM Dipicolinic acid + 1.5 g/L Boric acid aq.
               (B) 5 mM Tartaric acid + 1 mM Dipicolinic acid + 1.5 g/L Boric acid
                   + 2.5 mM 18-Crown 6-ether aq.
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : Non-suppressed conductivity
Column temp. : 40 ℃

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