ノンサプレッサ法用陰イオン分析用カラムIC I-524Aを用いて陰イオンの分離を行う場合、オクタンスルホン酸/ホウ酸系の溶離液はバックグランドが低く大量注入によるベースラインの変動が少ないので低濃度のサンプルの分析に適しています。本条件では200 μLを注入してもベースラインが安定しておりμg/Lレベルの測定が可能です。
参照:陰イオン (8) (オクタンスルホン酸+ホウ酸溶離液)
<溶離液の調製法>
①特級試薬オクタンスルホン酸ナトリウム0.195 gとホウ酸1.22 gを1リットルメスフラスコに採り、純水を加えて1リットルにし超音波で溶解します。
②0.2 μmのメンブレンフィルタを通した溶離液とします。
検出下限値 | ||
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F- |
3 ng
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(15 μg/L)
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Cl- |
2 ng
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(10 μg/L)
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NO2- |
8 ng
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(40 μg/L)
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Br- |
13 ng
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(65 μg/L)
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NO3- |
7 ng
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(35 μg/L)
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SO42- |
14 ng
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(70 μg/L)
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( ) : 内は200 μL注入時の検出下限濃度
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Column : Shodex IC I-524A (4.6 mm I.D. x 100 mm) Eluent : 0.9 mM Sodium 1-octanesulfonate + 20 mM Boric acid aq. Flow rate : 1.2 mL/min Detector : Non-suppressed conductivity Column temp. : 40 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- 陰イオン (1) (I-524A)
- 陰イオン (2) (I-524A)
- 陰イオン (3) (I-524A)
- 陰イオン (6) (I-524A)
- 陰イオン (7) (無機イオンと有機酸) (I-524A)
- 陰イオン (8) (オクタンスルホン酸+ホウ酸溶離液)
- 陰イオン (15) (NI-424とI-524Aの比較)
- ポリリン酸 (I-524A)
- 溶離液pHの影響 (1) (I-524A)
- カラムのダイナミックレンジ (I-524A)
- サンプル注入量のカラム効率への影響 (1) (I-524A)
- 水道水 (3) (I-524A)
- 水道水 (4) (I-524A)
- 河川水 (1) (I-524A)
- 炭酸イオンの分析 (1) (I-524A)
- ビール中の陰イオン (I-524A)
- 白菜 (I-524A)
- 尿中のヨウ化物イオン (I-524A)
- 牛乳 (I-524A)
- 海水 (1) (I-524A)
- アジ化ナトリウム (1) (I-524A)
- テトラフルオロホウ酸リチウム (I-524A)
- 疎水性陰イオンの分析 (I-524A)