ノンサプレッサー法とは

イオンクロマトグラフィーでは電気伝導度検出器の使用がよく知られています。電気伝導度検出器にはノンサプレッサー方式とサプレッサー方式の2つの方式があります。ノンサプレッサー方式はお手持ちのHPLC装置に電気伝導度検出器を接続していただくだけでイオンクロマトグラフィーが行えます。

(ノンサプレッサー法の長所)
サプレッサーが不要でシステム構成が単純ですのでシステム価格が安価となります。

(ノンサプレッサー法の短所)
1) バックグランド伝導度が高い。(陰イオンで200~250 μS/cmFS、陽イオンで1,000~2,500 μS/cmFS)
2) 検出感度は数10 ppbレベル、測定対象濃度は数100 ppb以上。
3) 溶離液がフタル酸等の低電導度のものに限られる。


 

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