PEG溶出時間のカラム温度の影響 (GF-310 HQ、GS-320 HQ)

Asahipak GF-310 HQとGS-320 HQの充てん剤基材は共にポリビニルアルコールですが充てん剤の疎水性が異なります。いずれのカラムも測定温度を上げると充てん剤の疎水性が強くなリますが、その効果はGS-320 HQよりも疎水性の強いGF-310 HQで顕著に観察されます。特に溶離液に水だけを用いた場合にはGF-310 HQでは50 ℃でPEGの溶出順序の逆転が観察されました。このような疎水性相互作用影響を除くためには充てん剤と溶離液の極性を近づける、すなわち溶離液にメタノールなどの有機溶媒を加えることが有効です。
参照:カラムの疎水性


Sample :
1. Poly(ethylene glycol) (MW: 20,000)
2. Poly(ethylene glycol) (MW: 4,000)
3. Poly(ethylene glycol) (MW: 1,000)
4. Poly(ethylene glycol) (MW: 400)
5. Ethylene glycol (MW: 62)


Columns      : Shodex Asahipak GF-310 HQ or GS-320 HQ (7.5 mm I.D. x 300 mm each)
Eluent       : H2O
Flow rate    : 0.5 mL/min
Detector     : RI
Column temp. : 30 ℃ or 40 ℃ or 50 ℃

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