有機溶媒系SEC(GPC)用カラムGPC K-806Mを用いてシリコーン油の分析を行いました。シリコーン油のようにUV吸収がないシリコーン油の場合は RI検出を行います。しかしシリコーン油との屈折率差が非常に小さいTHFやクロロホルム溶離液ではRI検出が困難です。そこでシリコーン油との屈折率差が大きいトルエン溶離液を使用してRI検出します。シリコーン油はトルエンより屈折率が小さいためマイナスピークとなりますので検出器のポラリティを反転させることをお勧めします。このクロマトグラムではシリコーン油がマイナスピークとして検出されていますが検出器のポラリティを反転させることによりプラスピークとして表示されるようになります。メチルフェニルシリコーン油の場合にはUV吸収がありますのでTHF溶離液でUV検出が可能です。
※GPC K-800シリーズは販売を終了しております。こちらのデータにご興味のある方はお問い合わせください。
Sample : Silicone oil
Columns : Shodex GPC K-806M (8.0 mm I.D. x 300 mm) x 2 Eluent : Toluene Flow rate : 1.0 mL/min Detector : RI Column temp. : 45 ℃
試料名インデックス
アプリケーションデータ
- 標準ポリスチレン (10) (トルエン溶媒)
- 標準ポリスチレン (19) (DMAc溶媒) (KF-806L)
- 標準ポリスチレン (20) (NMP溶媒) (KF-806L)
- 標準ポリスチレン (22) (DMAc溶媒) (LF-804)
- ジメチルシリコーン油 (トルエン溶媒)
- 生ゴム (トルエン溶媒)
- メラミン-ホルムアルデヒド樹脂プレポリマー (混合溶媒)
- エポキシ樹脂 (3) (混合溶媒)
- p-クレゾールホルムアルデヒドレゾール樹脂 (混合溶媒)
- フェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂
- ポリ(-N,N-ジメチルアミノメチルスチレン) (2) (各種溶離液条件の比較)
- リグニン (LF-804)
- キシラン (LF-804)
- ポリアミック酸 (1) (LF-804)
- ポリアミック酸 (2) (LF-804)
- ポリアミック酸 (3) (LF-804)
- セルロース (KD-806M)
- 生分解性ポリマー (1) (ポリ乳酸-グリコール酸共重合体) (GF-7M HQ)
- 生分解性ポリマー (5) (ポリ乳酸-グリコール酸共重合体) (KF-804L)
- 標準プルラン (8) (LF-804)
- 標準ポリ(エチレンオキサイド)、ポリ(エチレングリコール) (2) (LF-804)
- ポリ(メチルメタクリレート) (2) (メチルエチルケトン溶媒) (LF-804)
- アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー (GF-510 HQ)
- メタクリル酸コポリマー (KF-806M)
- PMMAの絶対分子量測定 (LB-802.5)