カラムのポアサイズによる分離の違い

有機溶媒系SEC(GPC)用カラムGPC KF-800シリーズを用いて分子量が異なる4種類のエポキシ樹脂(EPIKOTE 828,1001,1004,1007)を分析した例です。サンプルの分子量範囲にあわせて適切なポアサイズのカラムを選ぶ必要があります。
 

KF-801 ポアサイズの小さなKF-801のカラムでは分子量の小さなEPIKOTE 828が良い分離を示します。分子量が大きなEPIKOTE 1001~1007はn=3 より大きな分子量領域が排除されるため、KF-801のカラムでは良い結果が得られません。
KF-802 KF-802のカラムではEPIKOTE 828とEPIKOTE 1001が最も良い分離を示します。ただしEPIKOTE 1004,1007は排除 されるため、KF-802のカラムでの分析に適していません。
KF-803
KF-804
これに対してKF-803とKF-804のカラムではEPIKOTE 828~1007の何れのサンプルも排除されず、分析が可能です。ただし、これらのサンプルはKF-804よりもKF-803のカラムの方が分離が優れており、EPIKOTE 1001~1007程度の分子量の分析にはKF-803のカラムが適していることがわかります。KF-804カラムは、EPIKOTE 1007より大きな分子量のサンプルの分析に適しています。








 

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