血清中感冒薬の同時分析 (ODP2 HP)

通常、生体液中の薬物を分析する場合はカラム保護の観点からも除タンパクを行うのが一般的です。逆相クロマトグラフィー用カラムODP2 HPは充てん剤表面の極性を高くし、更にポアサイズを小さくすることでタンパク質の除去率を高めています。ODP2 HPでは試料の除タンパクが不要ですので前処理時間の短縮化が可能です。ここでは血清を前処理せずに直接カラムに注入して感冒薬に含まれる各種成分を同時分析した例をご紹介します。


Sample : Human serum, 10 μL
1. Dihydrocodeine phosphate
2. Acetaminophen
3. Aspirin, Acetylsalicylic acid
4. Salicylamide
5. Salicylic acid

Column       : Shodex ODP2 HP-4E (4.6 mm I.D. x 250 mm)
Eluent       : 0.1 % TFA aq./CH3CN=70/30
Flow rate    : 0.4 mL/min
Detector     : UV(235 nm)
Column temp. : 40 ℃

関西医科大学附属滝井病院 臨床検査部 原 克子先生、小宮山 豊先生ご提供

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