一般的に生体液中の薬物を分析する場合、カラム保護の観点からも除タンパクを行うのが一般的です。逆相クロマトグラフィー用カラムODP2 HPは充てん剤表面の極性を高くし、更にポアサイズを小さくすることでタンパク質の除去率を高めています。ODP2 HPでは試料の除タンパクが不要ですので前処理時間の短縮化が可能です。ここでは尿を5倍希釈した後、前処理せずに直接カラムに注入してリスペリドンを分析した例をご紹介します。


Sample : Human Urine (5 fold diluted), 10 μL
Risperidone

Column       : Shodex ODP2 HP-4D (4.6 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : 0.1 % TFA:CH3CN=93:7
Flow rate    : 0.6 mL/min
Detector     : UV(215 nm)
Column temp. : 40 ℃

関西医科大学附属滝井病院 臨床検査部　原　克子先生、小宮山　豊先生ご提供