LC/MS分析におけるタンパク質の影響 (ODP2 HP-2B)

LC/MSは高感度分析に適していますがタンパク質が持ち込まれるとMS (質量検出器)が汚れたり対象試料のイオン化が抑制されると言われています。タンパク質を含む試料の薬物分析では一般的に前処理で除タンパクを行いますがタンパク質の完全除去は困難です。そのためタンパク質が対象試料と同時に溶出するとイオンサプレッションが起こり対象試料のピークが小さくなる可能性があります。ポリマー系逆相クロマトグラフィー 用カラムODP2 HPはタンパク質が保持されずにまとめて溶出するのでBSAが溶出した後にバルブを切り替えることでバルビタールのみをMSに導入することができ、イオンサプレッションの影響を受けずに検出することが可能です。 


Sample : Barbital (500 ng/mL) in BSA (7.0 mg/L), 10 μL

 

Column       : Shodex ODP2 HP-2B (2.0 mm I.D. x 50 mm)
Eluent       : 10 mM Ammonium acetate aq./CH3CN=70/30
Flow rate    : 0.2 mL/min
Detector     : UV(280 nm), ESI-MS(SIM negative)
Column temp. : 30 ℃

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