LC/MSは高感度分析に適していますがタンパク質が持ち込まれるとMS (質量検出器)が汚れたり対象試料のイオン化が抑制されると言われています。タンパク質を含む試料の薬物分析では一般的に前処理で除タンパクを行いますがタンパク質の完全除去は困難です。そのためタンパク質が対象試料と同時に溶出するとイオンサプレッションが起こり対象試料のピークが小さくなる可能性があります。ポリマー系逆相クロマトグラフィー 用カラムODP2 HPはタンパク質が保持されずにまとめて溶出するのでBSAが溶出した後にバルブを切り替えることでバルビタールのみをMSに導入することができ、イオンサプレッションの影響を受けずに検出することが可能です。
Sample : Barbital (500 ng/mL) in BSA (7.0 mg/L), 10 μL
Column : Shodex ODP2 HP-2B (2.0 mm I.D. x 50 mm) Eluent : 10 mM Ammonium acetate aq./CH3CN=70/30 Flow rate : 0.2 mL/min Detector : UV(280 nm), ESI-MS(SIM negative) Column temp. : 30 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- 血清中のインドメタシン (ODP-50 6E)
- 血清中プロカインアミド (ODP-50 4D)
- BSA中バルビタールのLC/MS分析 (ODP2 HP)
- BSA中各種薬物のLC/MS分析 (1) (ODP2 HP)
- BSA中各種薬物のLC/MS分析 (2) (ODP2 HP)
- BSA中三環系抗うつ剤のLC/MS/MS分析 (ODP2 HP)
- コントロール血清中各種薬物のLC/MS分析 (ODP2 HP)
- LC/MS分析における再現性 (ODP2 HP)
- 血清中アセトアミノフェンの直接分析 (ODP2 HP)
- 尿中リスペリドンの直接分析 (ODP2 HP)
- 血清中感冒薬の同時分析 (ODP2 HP)
- 血清中抗てんかん薬の分析 (ODP2 HP)
- 尿中の馬尿酸など (2)