血清中プロカインアミド (ODP-50 4D)

ポリマー系逆相クロマトグラフィー用カラムAsahipak ODP-50 4Dを用いて血清中プロカインアミドの分析を行いました。血清中薬物分析におけるアルカリ溶離液の利点をプロカインアミドの例で示します。pH3 およびpH7 の溶離液ではプロカインアミドは血清成分と分離できません。これに対してpH11の溶離液では第3級アミンであるプロカインアミドの解離が抑えら保持が強くなり、血清成分と分離することができます。このように第3級アミノ基を持つ塩基性薬物の血中薬物分析にはpH11のアルカリ条件下での分析が有利です。

<サンプルの前処理方法>
 ①プロカインアミドをCH3CNに溶解(1.0 mg/mL)
 ②遠心管に10 μLを分取して風乾
 ③血清1,000 μLを添加して攪拌
 ④CH3CNを3,000 μL添加して攪拌
 ⑤遠心分離(3,500 rpm, 20 min)
 ⑥上清を0.45 μmのディスポーザブルフィルタでろ過したものを20 μL注入


Sample : Procainamide in serum

Column       : Shodex Asahipak ODP-50 4D (4.6 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : 25 mM Phosphate buffer/CH3CN=75/25
Flow rate    : 0.6 mL/min
Detector     : UV(254 nm)
Column temp. : 30 ℃

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