血清中のインドメタシン (ODP-50 6E)

ポリマー系逆相クロマトグラフィー用カラムAsahipak ODP-50 6Eを用いてインドメタシンの分析を行いました。インドメタシンは非ステロイド系抗炎症剤でありリウマチや関節炎、痛風などに適用されていますが、中枢や消化管に対する副作用の強いことが知られています。インドメタシンを高温下でアルカリ加水分解すると蛍光性物質に変わるという原理を利用した高感度分析の例です。

<特長>
 ①ODPカラムとpH10の溶離液を用いる。
 ②ポストカラムに高温のリアクションコイルを設置する。
 ③ポンプは1台だけでOKです。溶離液がアルカリ性のため反応液をポストカラムでミキシングする必要がない。
 ④インドメタシンはリアクションコイルの中でアルカリ加水分解を受けて蛍光性物質に変換されるため選択性のよい高感度分析が可能。

<サンプルの前処理>
 ①血清20 μLにCH3CNを20 μL添加
 ②攪拌(2 ~ 3 sec)
 ③遠心分離(10,000 G, 2 min)
 ④上清を取り注入


Sample : Indomethacin in Serum

Column       : Shodex Asahipak ODP-50 6E (6.0 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : 25 mM Sodium phosphate buffer(pH10.0)/CH3CN=65/35
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : Fluorescence (Ex. 298 nm, Em. 375 nm)
Column temp. : Room temp.
Post column  : Heating coil at 140 ℃ is followed with cooling coil reaction at 15 ℃

H. Kubo, Y.Umiguchi, T.Kinoshita, Chromatographia Vol.33, No.7/8, 1992


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