アミノグリコシド系抗生物質のLC/MS分析 (VC-50 2D)

アミノグリコシド系抗生物質は親水性が高く、分子内に4個以上のアミノ基を有するため、逆相モードで分析するためにはイオンペア剤が必要となります。また、これらの抗生物質はUV吸収がないため高感度分析にはLC/MSが有効です。ここではポリマー系HILICモード用カラムHILICpak VC-50 2Dを用いて陽イオン交換モードにより各種アミノグリコシド系抗生物質のLC/MS分析を行いました。溶離液にアンモニアを添加し、アルカリ性条件にすることにより分子内のアミノ基の解離を抑えてイオン交換作用を弱めることで溶出させることが可能です。


Sample : Aminoglycoside antibiotics 0.1 µg/mL (in H2O), 20 μL
Kanamycin sulfate
Tobramycin sulfate
Gentamicin sulfate
Neomycin sulfate
Amikacin dihydrate


Column       : Shodex HILICpak VC-50 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : (A); 1.5 % NH3 aq./(B); CH3CN 
               High pressure linear gradient ;
               (B %) 30 % to 10 % (0 to 5 min), 10 % (5 to 15 min)
Flow rate    : 0.3 mL/min
Detector     : ESI-MS SIM
Column temp. : 40 ℃

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