リツキシマブのトリプシン消化物の分析 (C18U 2D)

バイオ医薬品の確認試験のひとつにペプチドマッピングがあります。ペプチドマッピングは、バイオ医薬品を酵素により消化してペプチド断片し、逆相クロマトグラフィなどで分離した後、一次構造の解析に用いられます。シリカ系逆相クロマトグラフィUHPLC用カラム C18Uシリーズは、サブ2ミクロン有機シリカハイブリッド粒子の採用により、分解能・機械的強度に優れたカラムです。ここでは、C18Uカラムの高分解能の特長を活かし、C18U 2Dを用いて抗体医薬品のトリプシン消化物の分析を行ったところ、多種多様な消化ペプチドのピークが確認できました。なお、抗体医薬品のトリプシン消化物は、市販のリツキシマブ(抗CD20モノクローナル抗体)製剤をトリプシンが固定化されたタンパク質消化キットを用いて酵素法で消化して取得しました。

Sample : 5 μL
Tryptic digest of Rituximab formulation
(Injection solution)
0.5 mg/mL


Column       : Shodex C18U 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : (A); 0.1 % TFA in H2O (B); 0.1 % TFA in CH3CN
               Linear gradient:
               (B %) 10 to 40 % (0 to 25 min), 40 % (25 to 30 min), 90 % (30 to 35 min)
Flow rate    : 0.2 mL/min
Detector     : UV (220 nm) (small cell volume)
Column temp. : 40 ℃

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