リツキシマブのSEC分析 (LW-803)

​市販のリツキシマブ(抗CD20モノクローナル抗体)製剤について水系SEC(GFC)カラム PROTEIN LW-803を用いて分析を行ったところ、mAb以外にオリゴマー(凝集体)やmAb由来のフラグメント(分解物)と考えられるピークが確認されました。さらにカラム2本を連結して分析を行ったところ、モノマーと保持時間が近いフラグメントが存在することも確認できました。LW-803はIgG周辺の分子量領域の分解能を向上させているため、抗体生産における高分子側不純物である凝集体のみならず、フラグメント化の管理にも威力を発揮します。
※凝集体とモノマーの分離には通常カラム1本で十分ですが、分解物との分離ではカラムを2本連結する方が有効な場合があります。


Sample : 20 µL
Rituximab formulation
(Injection solution)
1. Aggrigates
2. Monomer
3. Citrate


Column       : Shodex PROTEIN LW-803 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : 50 mM Sodium phosphate buffer (pH7.0) + 0.3 M NaCl
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : UV (280 nm)
Column temp. : 25 ℃ 

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