ギンセノシド (ニンジンサポニン) (NH2P-50 4E)

高麗人参は色々な薬効があることで知られていますが、その主成分はギンセノシドと呼ばれるサポニンです。現在は約40種類のギンセノシドが発見されています。化学構造の違いにより抗酸化作用、血小板抗凝集作用、血管運動神経調節、脂質プロフィールや心血管疾患の改善といった様々な異なる薬理作用を有します。ポリマー系アミノカラムAsahipak NH2P-50 4Eを用いて、HILICモードによりギンセノシドRg1、Re、Rb1の同時分析を行いました。実試料として顆粒タイプの高麗人参茶を分析したところ、ギンセノシドRg1、Re、Rb1が検出されました。この高麗人参茶には、はちみつが添加されていますが、本条件はギンセノシドと同時にグルコースやスクロースを分離・検出することも可能です。

(試料調製方法)
(1) 0.1 g の高麗人参茶を3 mLの水で溶解
(2) (1)にアセトニトリルを3 mL添加し、混合
(3) (2)を0.45 μmのフィルタろ過

Sample : 10 μL
Standard
0.2 mg/mL each (in H 2 O/CH 3 CN=1/1)
1. Ginsenoside Rg1
2. Ginsenoside Re
3. Ginsenoside Rb1

Commercial ginseng tea granule

Column       : Shodex Asahipak NH2P-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm)
Eluent       : H2O/CH3CN=20/80 
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : UV (203 nm)
Column temp. : 40 ℃

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