糖分析用カラムAsahipak NH2P-50 4Eを用いてリン酸化糖の分析を行いました。グルコースは生体中で嫌気的に分解され乳酸やエタノールが生じます。この過程を解糖系と言いますが、解糖系の中間産物としてグルコース-6-リン酸、グルコース-1-リン酸、フルクトース-6-リン酸、フルクトース-1,6-ビスリン酸等が生じます。下記のクロマトグラムはグルコース-6-リン酸、グルコース-1-リン酸、フルクトース-6-リン酸をイオン交換モードを用いて分析した例です。リン酸緩衝液の濃度を下げることによりカラムへの保持力を強め、分離の向上が確認されました。


Sample : (Left); 20 mg/mL each, (Right); 10 mg/mL each, 20 μL
1. Glucose-1-phosphate
2. Fructose-6-phosphate
3. Glucose-6-phosphate

Column       : Shodex Asahipak NH2P-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm)	
Eluent       : (Left); 10 mM Sodium phosphate buffer(pH4.4)
             : (Right); 150 mM Sodium phosphate buffer(pH4.4)
Flow rate    : 1.0 mL/min			
Detector     : RI			
Column temp. : 40 ℃