LC/MSによる栄養ドリンク中の親水性化合物の一斉分析 (VG-50 2D)

ポリマー系アミノカラムHILICpak VG-50は糖類の分析に適したカラムですが、アルカリ条件にてLC/MS測定に用いることで水溶性ビタミンや有機酸、アミノ酸等の一斉分析にも利用可能です。ここでは栄養ドリンク中の親水性化合物の一斉分析を行いました。溶離液をアルカリ性条件にすることによりアニオン性の高い物質を溶出させることが可能です。さらにイオン化時における水酸基の脱プロトン化を促進させるため、糖類など水酸基を有する物質のネガティブモードでの高感度分析にも適しています。

Sample: 2 μL
100-fold diluted Energy drink with H2O/CH3CN=1/1

  1. Caffeine
  2. Nicotinamide
  3. Riboflavin
  4. Fructose
  5. Glucose
  6. Pyridoxine
  7. Sucrose
  8. Isoleucine
  9. Phenylalanine
  10. Threonine
  11. Glutamic acid
  12. Citric acid
Column
：Shodex HILICpak VG-50 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm)
Eluent
：(A); 0.5 % NH3 aq. (B); CH3CN
Linear gradient (High pressure);
(B%) 75 % to 10 % (0 to 5 min), 10 % (5 to 15 min)
Flow rate
：0.2 mL/min
Detector
：ESI-MS (SIM)
Column temp.
：40 ℃

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